葬儀について
菩提寺への連絡
死亡診断書をいただいて、まず菩提寺に連絡し、住職と葬儀の日時・戒名・僧侶の人数等について相談します。その後、葬儀社との打ち合わせを行います。その時、故人を北枕に寝かせ、枕飾りをします。
また、神棚等を清め、四十九日まで半紙を貼って封印しますが、お仏壇は閉じる必要はありません。お仏壇のご先祖様に故人が亡くなった旨をお伝えし、お導きをお願いしましょう。また、地域によってしきたりがありますので、親族や町内の方に相談しましょう。その他、葬儀に必要な白木位牌などの書き物がありますので、葬儀社や住職に相談して用意しておきましょう。
枕経
故人の枕元でお勤めするお経です。通夜と兼ねる場合もありますし、親族の方たちだけでお勤めする場合もあります。
通夜
親族と相談して喪主を決め、納棺して通夜にそなえます。通夜は故人を偲び、縁の深い人が集い夜を通して一緒に過ごす場です。また、時間を決めて弔問客等の対応をしたり、町内の皆さんと一緒に看経(かんきん)をお勤めしたりすることもあります。町内やその地域のしきたり等がありますので喪主以外の周囲の人たちが気配りをしましょう。
葬儀
葬儀の次第は、ほぼ以下のとおりですが、導師(菩提寺の住職)と時間・流れ等についてよく相談しましょう。また、配役等についても親族・町内の方々とよく打ち合わせをしておきましょう。
-次第-
- 葬儀開式(導師入場)
導師 作法、僧侶 読経(約40分~) - 弔辞・弔電奉読(随時・任意。省略することもある)
- 焼香(喪主、近親者より・参列者は随時)
- 葬儀閉式(導師退場)
- 出棺準備(最後のお別れ・役配)
- 出棺(親族の挨拶)
安位諷経・開蓮忌・七日仕上げ
火葬場からご遺骨が戻ってくると安位諷経という仏事を行います。この時、死後三日目にあたる仏事としての開蓮忌に、七日仕上げ法要まで合わせて行うことが今日では通例になってきました。
かつては、初七日(亡くなった日を含めて七日目)の法事を仕上げ法要とも呼んでいましたが、現在は安位諷経を仕上げと呼び、初七日法要と合わせてすることが普通になりました。本来、仕上げとは満中陰(四十九日)をさしていう言葉です。諷経の時間・方法等については、お寺・町内の方々と相談して決めます。