石鉄蔵王大権現

石鉃蔵王大権現(いしづちざおうだいごんげん)」縁起

古来より山岳信仰の道場として知られる四国石鎚山より石鎚蔵王大権現を、元禄年間、瑞雲寺四世祖庭梅雪の時に、高妻山の中腹へ勧請。

地域の五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・心願成就を願い、当寺の鎮守並びに地域の守護として広く信仰をあつめています。参道の中腹には、当時建立された「鎮守宮」と記された石造りの鳥居が今もなお残っています。

鎮守 石鉄蔵王大権現

お参りの仕方

本堂にお参りの後、参道をのぼり石鉃様にお参りください。
祝詞が難しい方は「南無石鉃蔵王大権現」とお唱えいただくだけでも結構です。

瑞雲寺 本堂裏の参拝処

本堂裏の参拝処

石鉃様をはじめ山の神々が降りてこられる場所として伝わる本堂裏の参拝処。

お山に登られない方はこちらで石鉃様にお参りいただけます。奥の院同様にお参りください。

瑞雲寺 鎮守宮の鳥居

「鎮守宮」の鳥居

参道中腹にある石造りの鳥居。「元禄八年建之」と彫刻あり。
※元禄8年(1695)

鳥居をくぐるときもニ礼ニ拍手一礼の後、お通りください。
ここから先は聖域ですので、決して殺さず、汚さず、心してお参りください。

瑞雲寺 石鉄様御神体

「奥の院」石鉃様御神体

山道20分ほど登った中腹に巨岩が重なり合う石鉃様御神体。

ニ礼ニ拍手一礼の後、祝詞をあげて参拝ください。
終わりに再びニ礼ニ拍手一礼。住所と名前を申上げお参りください。

祝詞

禊祓詞(みそぎはらへのことば)

高天原(たかまのはら)神留(かむづ)まり()
神漏岐(かむろぎ)神漏美(かむろみ)命以(みことも)ちて
皇御祖神伊邪那岐命(すめみおやかむいざなぎのみこと)
筑紫(つくし)日向(ひゅうが)(たちばな)小戸(おど)阿波岐原(あわぎはら)
御禊祓(みそぎはら)(たま)ひし (とき)()()せる 祓戸(はらひと)大神等(おおかみたち)
諸々(もろもろ)枉事罪穢(まがごとつみけがれ)(はら)(たま)(きよ)(たま)へと (まを)(こと)(よし)
天津神国津神(あまつかみくにつかみ) 八百萬(やおよろず)神等共(かみたちとも)
(あめ)斑駒(ふちこま)(みみ) ()()てて
()こし ()せと (かしこ)(かしこ)(もう)

龍神祝詞(りゅうじんのりと)

高天原(たかまがはら)()()して
(てん)()御働(みはたら)きを (あらわ)(たま)龍王(りゅうおう)
大宇宙根元(だいうちゅうこんげん)御祖(みおや)御使(みつか)いにして 一切(いっさい)()一切(いっさい)(そだ)
萬物(よろずのもの)御支配(ごしはい)あらせ (たま)王神(おおじん)なれば 一二三四五六七八九十(ひふみよいむなやこと)
十種(とくさ)御寶(みたから)(おの)姿(すがた)(へん)(たま)いて
自在自由(じざいじゆう)天界地界人界(てんかいちかいじんかい)
(おさ)(たま)龍王神(りゅうおうじん)なるを (とうと)(うやま)いて (まこと)六根(むね)一筋(ひとすじ)
御仕(みつか)(もう)すことの (よし)受引(うけひ)(たま)いて (おろ)かなる (こころ)数々(かずかず)
(いまし)(たま)いて 一切衆生(いっさいしゅじょう)罪穢(つみけがれ)(ころも)()()らしめ (たま)いて
萬物(よろずのもの)病災(やまい)をも 立所(たちどころ)(はら)(きよ)(たま)萬世界(よろずせかい)
御祖(みおや)のもとに (おさ)めし (たま)へと 祈願(こいねがい)(たてまつ)ることの (よし)(きこ)()して
六根(むね)(うち)(ねん)(もう)大願(だいがん)成就(じょうじゅ) ()さしめ (たま)へと
(かしこ)(かしこ)(もう)

南無石鉃蔵王大権現(なむいしづちざおうだいごんげん)(七回)

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