仏事の豆知識

中陰について

中陰について

中陰(中有)・忌日逮夜・十三仏について

亡くなってから四十九日(七週間)の間は、中陰と呼び、新精霊の行く先がまだ定まっていないと考えられ、その間ご親族の方たちで、ご供養をしていただきます。 また、一週間毎に守り本尊が代わってお守りくださり、その仏様が十三仏のお不動様からお薬師様までの七仏ですので、十三仏や三尊仏の掛け軸を祀り、ご供養します。そして、七日毎あるいはその前日の夜(逮夜)にご親族等が集まってお勤めします。お寺さんに読経をお願いすることもありますが、お寺によって事情がありますので住職に相談してください。

初七日から七七日までの七仏事はインドで、百ヶ日・一周忌・三回忌の三仏事が十四世紀までに加わって十仏事となりました。 「地蔵本願経」を翻訳した「地蔵十王経」と、それに加筆した「十三仏抄」が十五世紀に作られ、十三仏事が一般化されるようになりました。この仏事の普及信仰が高まって、追善仏事には十三仏のご本尊をかかげ、その御加護によって成仏を願ったものです。 十三仏信仰は曹洞宗信仰の中心ではありませんが、地方によると根強い信仰があり、さまざまな風習があるといわれております。

-霊供膳-仕上げ法要・中陰壇飾りの場合

霊供膳
本尊膳

御本尊にお供えする膳(向って右)

白木膳

新精霊に御供えする膳(向って左)

出来れば毎日ご飯を新しく炊いた時に御供えしましょう(箸が仏の側)

献立内容等は年忌法要の霊供膳をご参照ください。

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