法要について
百ヶ日法要
もともと儒教の風習が仏教に採用されて執行するようになった法事で追善供養の最初の法要が、この百ヶ日法要です。壇飾り等は年忌法要と同じですが、詳しいことはお寺へお尋ねください。
年忌法要
それぞれの年忌には守ってくださる御本尊の仏様があります。年忌の間を守ってくださった仏様に感謝し、次の年忌まで守ってくださる仏様によろしくお願いし、 亡くなられた方のあの世での修行を、生きている皆さんが後押ししてあげる(追善供養)のが年忌法要です。
従って、法要の日取りは命日か命日より前の日を選んで、早めにお寺に相談しましょう。
特に三回忌以降は、数え年(亡くなられた年を含む)ですので、間違えないように注意しましょう。
一般的には、一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十五回忌・三十三回忌・五十回忌の法要ですが、二十三回忌・二十七回忌・三十七回忌を行なうところもありますので、お寺に確認してください。
また、五十回忌でその家のご先祖代々になるという考え方もありますが五十回忌以上は、別段定めはありませんので、随意に行なって構いませんからお寺に相談してみてください。また、五十年を過ぎた位牌の処置につきましても同様にご相談ください。
-霊供膳-年忌法要の場合
- 本尊膳
ご本尊にお供えする膳
- 精霊膳
精霊にお供えする膳。
飯椀に生飯(さば)をのせます。
献立(一例)
- 飯椀
- 炊き立ての御飯
- 汁椀
- みそ汁か、すまし汁
- 壷椀
- 煮豆か、あえ物
- 平椀
- 高野豆腐・椎茸などの精進ものの煮物
- 高杯
- 酢の物か、香の物
ご家庭で代々伝わっている献立があれば、それを守りましょう。
ただし、次の精進にならないものは使わないでください。
- 肉・魚・卵やそれを原料にしたもの(ちくわ等)
- 臭いの強い野菜(ニラ・ネギ・ニンニク等)や香辛料(からし等)また、お汁のだしも昆布・椎茸などを使い、鰹節・煮干しなどは避けましょう。